2026.4.6

浅野まみこが解説 ブロッコリーが指定野菜になった理由とは?

ブロッコリーが2026年4月1日から農林水産省大臣が指定する「指定野菜」になりました。
指定野菜とはなにか、ブロッコリーが指定野菜になった理由を解説していきます。

1. 指定野菜とはなにか

指定野菜とは、全国で流通し消費量が多く、また今後増加が見込まれる野菜のことを指し、食卓に多く登場する野菜として農林水産大臣が指定しています。

「指定野菜」定められると、その野菜は、国民の消費量が多く重要な野菜として、安定供給ができるように、天候不順による価格暴落時に国が生産者へ補給金を交付し、生産者の経営安定と消費者への安定供給を維持します。そのため、生産者だけでなく、消費者にとっても安心して購入できる野菜となるわけです。

これまでの指定野菜にはキャベツやきゅうりなど計14品目1でした。
今回、1974年にじゃがいもが追加されて以来、実に半世紀ぶりにブロッコリーが追加されることになった背景には、食卓に登場するシーンが増えてきたことがあります。
コンビニやスーパーでは、定番の冷凍食品となっているほか、記憶にあるところで
「ブロッコリーライス」としても注目されました。(米の代替品として、カリフラワーライスが注目され、その並びでブロッコリーライスが発売されました)

2. ブロッコリーが人気の理由

1️⃣高い栄養価2️⃣調理の手軽さ3️⃣安定した価格など「健康コスパ」の高さがあげられます。


1️⃣ 健康コスパ1 高い栄養価
栄養価としては、野菜の中でタンパク質が多く、その量はニンジンの約7.7倍の5.4g/100g。鉄や亜鉛も多く含まれます。
また、筋肉増強で注目されている「ジインドリルメタン」と「I3C(インドール-3-カルビノール)」という成分を含みます。これは、男性ホルモンのテストステロンを増やす働きが期待できるため、「筋トレ界の野菜」として、筋肉をつくりたい界隈にも注目されていることも人気を高めているようです。

ブロッコリーの濃い緑は「花蕾」と言われる小さな蕾(つぼみ)の集まりです。ぎゅっと栄養がつまっており、抗酸化作用のあるβカロテンは900μg(100g中)。ビタミンCは140mgとレモンの1.4倍です。また、女性に不足しがちな鉄は1.3mg、亜鉛0.8mg、葉酸220μgと多く含まれます。必要な栄養素がバランスよくふくまれ、ダイエットにも最適です。

2️⃣健康コスパ2 調理の手軽さ
調理の手軽さとして、茹でれば食べられる手軽さも人気の理由です。

冷凍野菜としても売られているので、ストックしておけば、忙しいときの強い味方になります。またコンビニ商品の定番として、「チキンとブロッコリー」の組み合わせ商品が多数あります。

茹でたあと、鮮やかなグリーンを維持できるので、お弁当やおかずの彩りとしても便利な点も人気が出ているポイントです。

3️⃣ 健康コスパ3 安定した価格


ブロッコリーは、全国で作られているので、1年を通じて手に入りやすく、価格も安定的。
冷凍野菜であれば、1年を通じて同じ価格で購入できます。
野菜は茹でるとぎゅっとかさが抑えられるものも多いですが、ブロッコリーは茹でてもさほど大きさも変わりません。つまり、1房を買えば、いろいろな料理にアレンジできるだけでなく、小分けにしておけばちょっと使いたい時によい存在感をだすことができます。

カロリーを抑えたい方にとっては、たくさん食べても低カロリー。

1株は大きいもので350gほど。これはカロリーに換算すると130 kcal とおにぎり1個よりも低カロリー。
(37kcal/100g)* 日本食品標準成分表8訂
1株はお手頃価格。だけどお腹いっぱい食べても低カロリー。コスパ最高ですね。

野菜が高騰している中で、お財布にもやさしく「健康コスパ」の高いブロッコリー。さらに人気の野菜になりそうです。

  1. 指定野菜とは2026年3月時点で14種類。キャベツ、キュウリ、里芋、大根、玉ねぎ、トマト、ナス、ニンジン、ネギ、白菜、馬鈴薯(ジャガイモ)、ピーマン、ホウレン草、レタス。2026年4月よりブロッコリーが加わり15種類となる。 ↩︎

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